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月刊RCFanに掲載された記事の中から、特に人気の高かったものをアーカイブとして再掲載する本企画。その第一弾は、RCFan通巻200号特別企画としておこなった、F3C世界チャンピオン経験者同士の特別対談「泉水和幸×土橋幸広〜今こそRCヘリを語ろう〜」をお送りします。

2017年1月号に掲載されたお二人の対談は、RCヘリフライヤーを中心に特に高い人気を集め、非常に好評を得ました。日本が世界に誇るワールドチャンピオン2人の対談は、RCFanでしかできない貴重なもの。今回、この対談を全3回に分けてお送りします。今回は後編となります。

■編集協力■
双葉電子工業
ワイズファクトリー

※本企画は月刊RCFan2017年1月号に掲載されたものを編集し再掲載したものです。

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14-02

「RCFan」について

編集部:ここからは今回の号で通巻200号を迎えた「RCFan」の話を少しさせていただきたいのですが、実は創刊号の表紙になっているアイエム産業の「スーパードリフター」。これを飛ばしていただいたのが泉水さんなのですよね。
泉水氏:そうですね。佐藤編集長が製作されて取材時に持って来られたんですよね。それで軽い感じで「これちょっと作ってきたから飛ばしてみてよ」って依頼されて(笑)。「いいですよ」って飛ばしたのがまさか表紙になっているとは思わなかったですね。
土橋氏:おお、そうなんだ。これカズが飛ばしたんだ。
泉水氏:そうなんだよ(笑)

14-03

編集部:お二人にはさまざまな取材で協力いただきましたが、印象に残っているものはありますか?「こんな無茶をやらされた!」みたいな(笑)
土橋氏:いや、無茶な要求をされた記憶はないですね。佐藤編集長の取材は素早く終わるから嬉しかった(笑)
泉水氏:確かに!その印象はあるね。
土橋氏:でもきちんとした内容で伝えてくれていたから安心でしたね。
泉水氏:ホビーショーでも2人でいると「あ、このツーショット撮りたいな!」って感じで撮影してくれたりしたね。製品の撮影より先に撮ってくれていた(笑)
土橋氏:自分はRCFanのゆる~く楽しんでいる感じが好きでしたね。あと、一度愛車のシルビアを載せてくれたことがありましたね。あれは確か買ったばかりで嬉しくて自分から撮影をお願いしたら、ヘリより大きく載っててビックリしましたね(笑)
泉水氏:佐藤編集長にはそういうのを言いやすかったんだよね(笑)。他誌ではこうはいかないもんね。
土橋氏:この後、カズのところでエアロを組んだんだよね。懐かしいな。
泉水氏:こうやって振り返ってみるとRCFanさんにだいぶ載せてもらってるね。
土橋氏:そうなんだよね。RCFanさんの記事は初心者向けに丁寧に書かれているし、とっつきやすいからRCヘリの興味を持った人がこのホビーに入りやすくなっていると思うよね。大会の記事も楽しそうな、決して敷居が高くないような感じで書かれているから好きですね。ちょうど「いい加減」なんだよね(笑)

RCヘリの魅力について

14-09

編集部:最後に、ここ数年RCの世界は以前と比較すると元気がないと言われますが、RCヘリの魅力をお二人から改めて紹介いただけないでしょうか。
土橋氏:自分が魅力に感じたのはRCヘリがメカの塊であるところですよね。そのメカの塊が空を飛ぶというところに憧れましたね。RC飛行機は見れば「飛ぶ」というイメージが沸くのですが、RCヘリは「これが空を飛ぶの?」という感じだと思います。そんな物体が空中に浮いて大空を飛ぶところに魅力がありますよね。
泉水氏:確かにメカニカルな魅力は大きいよね。でも時代的にメカニカルな部分が求められていないのかもしれない。パッと飛んで誰でも飛ばせる、マルチコプターのようなメカニカルな部分がない方が求められているのかもしれないですね。本当はメカの製作や調整といった部分に大きな魅力があるのですが、そういった部分に対して難しかたったり面倒な印象があるのかもしれないですね。ただ、ちょっとした設定変更や機体の調整で抜群に飛ぶようになったりするところはRCヘリが持つ魅力であって、マルチコプターではなかなか味わえない部分だと思います。シングルローターの難しさ=楽しさになるようなアプローチが必要ですよね。ただ、RCヘリを楽しんでくれる人たちをもっと増やしていきたいですよね。RCヘリは空中に静止できるというところが魅力なのですが、マルチコプターの登場でトータルで考えると空中で静止できる機体を飛ばしている人というのは増えていると思うんです。ですから、シングルローターの新しい楽しみ方を提案できれば、もっと興味を持ってもらえると思っています。

編集部:本日はありがとうございました。お二人の今後のご活躍を期待しております!

おわり


【RCFan2017年1月号より】通巻200号記念〜泉水和幸×土橋幸広 特別対談【後編】http://www.rcfan-plus.com/wp-content/uploads/2019/02/14-05-1024x683.jpghttp://www.rcfan-plus.com/wp-content/uploads/2019/02/14-05-150x150.jpgrcfan-plus月刊RCFanアーカイブ>>月刊RCFanに掲載された記事の中から、特に人気の高かったものをアーカイブとして再掲載する本企画。その第一弾は、RCFan通巻200号特別企画としておこなった、F3C世界チャンピオン経験者同士の特別対談「泉水和幸×土橋幸広〜今こそRCヘリを語ろう〜」をお送りします。 2017年1月号に掲載されたお二人の対談は、RCヘリフライヤーを中心に特に高い人気を集め、非常に好評を得ました。日本が世界に誇るワールドチャンピオン2人の対談は、RCFanでしかできない貴重なもの。今回、この対談を全3回に分けてお送りします。今回は後編となります。 ■編集協力■ 双葉電子工業 ワイズファクトリー ※本企画は月刊RCFan2017年1月号に掲載されたものを編集し再掲載したものです。 前編はこちら 中編はこちら 「RCFan」について 編集部:ここからは今回の号で通巻200号を迎えた「RCFan」の話を少しさせていただきたいのですが、実は創刊号の表紙になっているアイエム産業の「スーパードリフター」。これを飛ばしていただいたのが泉水さんなのですよね。 泉水氏:そうですね。佐藤編集長が製作されて取材時に持って来られたんですよね。それで軽い感じで「これちょっと作ってきたから飛ばしてみてよ」って依頼されて(笑)。「いいですよ」って飛ばしたのがまさか表紙になっているとは思わなかったですね。 土橋氏:おお、そうなんだ。これカズが飛ばしたんだ。 泉水氏:そうなんだよ(笑) 編集部:お二人にはさまざまな取材で協力いただきましたが、印象に残っているものはありますか?「こんな無茶をやらされた!」みたいな(笑) 土橋氏:いや、無茶な要求をされた記憶はないですね。佐藤編集長の取材は素早く終わるから嬉しかった(笑) 泉水氏:確かに!その印象はあるね。 土橋氏:でもきちんとした内容で伝えてくれていたから安心でしたね。 泉水氏:ホビーショーでも2人でいると「あ、このツーショット撮りたいな!」って感じで撮影してくれたりしたね。製品の撮影より先に撮ってくれていた(笑) 土橋氏:自分はRCFanのゆる~く楽しんでいる感じが好きでしたね。あと、一度愛車のシルビアを載せてくれたことがありましたね。あれは確か買ったばかりで嬉しくて自分から撮影をお願いしたら、ヘリより大きく載っててビックリしましたね(笑) 泉水氏:佐藤編集長にはそういうのを言いやすかったんだよね(笑)。他誌ではこうはいかないもんね。 土橋氏:この後、カズのところでエアロを組んだんだよね。懐かしいな。 泉水氏:こうやって振り返ってみるとRCFanさんにだいぶ載せてもらってるね。 土橋氏:そうなんだよね。RCFanさんの記事は初心者向けに丁寧に書かれているし、とっつきやすいからRCヘリの興味を持った人がこのホビーに入りやすくなっていると思うよね。大会の記事も楽しそうな、決して敷居が高くないような感じで書かれているから好きですね。ちょうど「いい加減」なんだよね(笑) RCヘリの魅力について 編集部:最後に、ここ数年RCの世界は以前と比較すると元気がないと言われますが、RCヘリの魅力をお二人から改めて紹介いただけないでしょうか。 土橋氏:自分が魅力に感じたのはRCヘリがメカの塊であるところですよね。そのメカの塊が空を飛ぶというところに憧れましたね。RC飛行機は見れば「飛ぶ」というイメージが沸くのですが、RCヘリは「これが空を飛ぶの?」という感じだと思います。そんな物体が空中に浮いて大空を飛ぶところに魅力がありますよね。 泉水氏:確かにメカニカルな魅力は大きいよね。でも時代的にメカニカルな部分が求められていないのかもしれない。パッと飛んで誰でも飛ばせる、マルチコプターのようなメカニカルな部分がない方が求められているのかもしれないですね。本当はメカの製作や調整といった部分に大きな魅力があるのですが、そういった部分に対して難しかたったり面倒な印象があるのかもしれないですね。ただ、ちょっとした設定変更や機体の調整で抜群に飛ぶようになったりするところはRCヘリが持つ魅力であって、マルチコプターではなかなか味わえない部分だと思います。シングルローターの難しさ=楽しさになるようなアプローチが必要ですよね。ただ、RCヘリを楽しんでくれる人たちをもっと増やしていきたいですよね。RCヘリは空中に静止できるというところが魅力なのですが、マルチコプターの登場でトータルで考えると空中で静止できる機体を飛ばしている人というのは増えていると思うんです。ですから、シングルローターの新しい楽しみ方を提案できれば、もっと興味を持ってもらえると思っています。 編集部:本日はありがとうございました。お二人の今後のご活躍を期待しております! おわり「RCFan」編集部が運営するラジコン情報サイト